06/10/01、x264に大きな動きがあった。目玉はインタレ保持関連(
Sylphideさんに教えて頂きました)。
■手許の状況 - MEncoder dev-SVN-r20016-4.0.1
- x264 core:52 svn-575M
■https://trac.videolan.org/x264/timelineから 10/01/06:
tweakmotion compensation amd64 asm. 0.3% overall speedup.
striplocal symbols from asm .o files, since they confuse oprofile
addan option to control direct_8x8_inference_flag, default to …
allowcustom deadzones for non-trellis quantization.patch by Alex Wright.
movezigzag scan functions to dsp function pointers.mmx implementation of …
supportinterlace. uses MBAFF syntax, but is not adaptive yet.
■有用な符号化ツールの実装完了が近い。 インタレ保持は
この中では最後の大物だ。残りは通信エラー耐性、チャンネル切り替え用フレーム(SI/SP)、アルファブレンド、カラースペース拡張、、、必要とするのはモノホンの製商品開発者や研究室レベルだろう。x264もカラースペース拡張くらいは手を出すかもしれないが、yuv4:2:2やyuv4:4:4対応は大掛かりな作業になると思われ、実用上それが必要な素材もまだ少ない。
すこし、特許/著作権保有サイドにも目を向けるべきかも知れない。具体的な製商品の普及前に同クラスのコデックが普及している構図は初だ(DVDがでた時に自宅でMPEG-2エンコ経験X年なんて人は居なかった)。x264開発サイドも過去の経験から学んでるだろうが、それは知的財産権ホルダーも同じだ。EUだけでなく、H.264/AVCに関してはむしろ日本。なにも無いとは思わない。
なお、最近追加されたっぽいオプションはいくつかあるが、rev575の段階ではインタレ保持関係が見当たらない。manMEncoderとx264 --longhelpとChangeset xxx fortrunkで記述内容にも不整合がある。ように読める。この中ではman MEncoderが一番遅く、そして最も詳しい。
っと、ここまで書いて出かけて、帰って来たらrev577だって。なぁに新学期って忙しくないのですくわ?
いずれにせよ、最近追加されたっぽいオプションはちと濃ゆいっす。
各文書が整合した段階で『
改訂版 H.264/AVC 教科書』と付き合わせてみるほうが良いと思う。ちなみにこの本は便利ですますとはぶです。てゆうか書いたの規格策定に参加した張本人くさいです。大きな本屋の工学書の棚にあります。高いです。でも買いましょう(AAとかココないから)。みっちり読んで、そしておいらに教えて下さいw。
なお
Lunatilia@Wiki Motion Picture Newsでは、日本語でx264更新情報が掲載されていまする。win向けTips付き。例えば:
※Jarod(x264.nl)では、Rev.573以降でvfwおよびインストーラは外されました。
事実上x264.exeに移行することになります。
MEncoderはたぶんvfw相当なので、ちょっと気になります。
Win界でvfwが生きている限りは、MEncoder経由でもある程度"事実上の再生互換性"が確保できると踏んでいたので。
※06/10月現在、手許で作ったものは画質でAviSynth経由に劣り、規格互換性でvfw/virtualdub(mod)経由に劣る。ハズです。詳しくはこちらを。 WinではAviSynth+x264.exeがベストなように見えます(参考)。
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すみません
Jarodっていうのはサイト名なので
Jarod(x264.nl)氏のサイトでは -> Jarod(x264.nl)では
に訂正願います。
お手数かけてすみません…