個人的にSAR, PAR, DARなどのARS(アスペクトレシオシグナリング)はイン ターレース同様無くなったほうが世の中のしあわせ総量が増えると思っているので、スクエアピクセルが前提の挙動は大歓迎です。この点、 QuickTime もマンセー。
なお、関係は不詳ですが、手許ではこの直前の10/6日版(SVN-r24712)で、以下のようなトラブルが出ました。
*症状:
MPEGStreamClipが吐いた.mpegのアスペクト情報を認識せず、-vf scale=-10:-1
が効かずに横長画像を吐出する。一律にSAR=1/1を使う模様。ログに
Movie-Aspect is undefined - no prescaling applied.
などと出たので、コマンドに -aspect 4:3(DECODING/FILTERING OPTIONS)を追加したら直った。
*man:-aspect (also see -zoom)
Override movie aspect ratio, in case aspect information is in-
correct or missing in the file being played.
強制的にデコードアスペクトを指定するもののようです。*使用コマンド:
-vf yadif=3,pp=l5,framestep=2,crop=704:480:8:0,scale=-10:-1:::3,hqdn3d=4:3:6,harddup -vfm ffmpeg -sws 9 -aspect 4:3 -ofps 30000/1001 -of rawvideo -o /dev/null
なお、QTPproやVLCはMPEGStreamClipが吐いた.mpegを「正しく」再生します。
たぶんコレ。 回避策として以下を使っていたのですが、
-vf yadif=3,pp=l5,framestep=2,crop=...
一旦60fps化して半分捨てるんで激しく遅い。その分地味に奇麗ですがちょー地味。あんまりしあわせを感じない。
i_certify_that_my_video_stream_does_not_use_b_frames の事と思われます。でもMP4直吐きできるようになったのならそう書くハズ。
アナログ放送向けと思しき機能も多いですが、デジタル放送向けと思しき機能も散見されます。
ここにあるやりとりによると“ここ英国では、digital TVはアンテナを経由している。従って私はMPEG-2 transport streamをダンプして、Project XというWindowsソフトを使ってTSをdemuxしている。”との事なので、少なくとも英国ではデジタル放送の録画、エンコードには特に障害が無い ようです。
もともと地デジのコピワン / B-CASは日本の独自仕様なのですが、オープンソース・マルチメディアにとってもボトルネックです。
ちょっと呆れてしまって記事にしていないのですがここなどを見ると、JEITAは「ダビテンはアナログコピーもダビテン対応機器間に限るのでいっぱい買って
ね!」という意味に読めました。コピワン(を管理するCOGフラグ)に国際規格に無いコピー回数フラグを立て、回数10回もまだ最終決定では無い段階でば
んばん洗脳戦始めるてのは、経産(JEITAを所管)VS.
総務(ARIBを所管)の主導権争いか、そこまでメーカーの尻に火がついているかのどっちかです。たぶん両方。
「無料放送」と「ハイビジョン」と「デジタル放送」は混ぜちゃイケナイ洗剤だったと考えています。
A)「無料放送(SD)」+「デジタル放送」 → コピられてもいい番組の放送回路。むしろコピラレ隊。
B)「ハイビジョン」+「デジタル放送」 → コピられては困る番組の放送回路
A)は若手の登竜門、非常時(地震など)の情報回路として機能します。むしろ報道や、特に放送大学はCMバンバン入れてもこちらであるべきです。 B)は有料放送でなくともB-CAS+クレカ決済なら録画の有償化(光学ディスクレスのコンテンツ販売)が可能なはずです。むしろ地アナ停波は早い方が、 放送回路をA)B)に分けるテレビ局が出て来るかもしれません。
パソコンがあるのになぜ別の機械をかわなきゃいけないの?というのは自然な話だと思います。次世代光学ディスクもいずれ突破されるでしょう。HD -DVDしか出しませんて著作利権がでてくるのはその方が地味に脆弱性が少ないと考えられるからで、M$陰謀論は「僕のせいぢゃないもん効果」のほうが勝 ると思います。子供ぢゃないんだから。
手許ではこれまで光学ディスクについて、デクリプトの具体的手法に言及する事は避けてきました。うっかりはあるかもしれませんが、どこでどう使わ れるか解らないのはなんだかんだ言って作り手に悪いです。パソコン雑誌などが「個人で買ったディスクを個人で楽しむ範囲なら正当と考える」などとして手法 を書いている事がありますが、それならOSやアプリのディスクも同じです。
著作利権で商売するなら、光学ディスク等でお客にデータを渡す事が間違いなのかも知れません。光学ディスクのデクリプトは著作利権の侵害うんぬん よりは、ビジネスモデルの問題だと考えています。フェアユースの「理念」を明記せず、個別具体的な事例を列挙するに留まる国内著作権法が、本質と無関係な 議論 ~ YouTubeの視聴がダウンロードに当たるか否かなど~ を生んでいると考えています。