知った場所:【リリース・通信業】アーク情報システム、プロユース向け高速・高画質ソフトウェアエンコーダ発売(日刊工業新聞) - Yahoo!ニュース
元ネタ:アーク情報システム|H.264/AVC QualityStation、プレスリリースのPDF
KDDI 研究所のMP-Factory Ver.5なるライブラリを搭載し、フルHDを実時間再生の数倍程度でエンコードできるソフトエンコーダだそうです。お値段は400万、実用的な速度はQuad-Core x2搭載時という事で、個人で買ったらドン引きですが、4.5Mbit/s程度で十分に高画質を維持といいますから、SDなら概ね750kbpsです。商品の性質上、アニメオンリーってわけぢゃ無いでしょう。H.264の試作品であるH.26LはSD@1Mbpsで素材と見分けがつかないという評価を出していますし。
****報道関係各位****
2007年10月1日
株式会社 アーク情報システム
H.264/MPEG-4 AVC HighProfile対応ハイビジョン映像圧縮システム
< プロフェッショナルユース向け 高速・高画質ソフトウェアエンコーダ >
「H.264/AVC QualityStation」
株式会社アーク情報システムから11月より発売開始
株式会社アーク情報システム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 藤井悦郎)は、株式会社 KDDI 研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役社長 秋葉重幸)が開発した、 次世代光ディスク(Blu-ray Disc、HD DVD)向け映像をはじめネット配信用映像データや携帯電話用映像作成まで幅広く対応するプロフェッショナルユースの高速・高画質H.264 ソフトウェアエンコーダ「H.264/AVC QualityStation(エッチ.ニーロクヨン/エーブイシー・クオリティステーション)」の販売を2007年11月より開始します。
非常に高い圧縮性能が期待できるH.264/MPEG-4 AVC方式については、ワンセグ、ハイビジョンビデオカメラ(AVCHD)やBlu-ray Disc、HD DVDなど配信・放送系、蓄積系を問わず様々な分野での利用が進みつつあります。しかしながら、H.264/MPEG-4 AVCを利用した高圧縮かつ高品質な映像を表現するためには膨大な演算処理が必要なことから、ハイビジョンクラスの映像についてはソフトウェアベースの H.264/MPEG-4 AVCエンコーダはあまり利用されていませんでした。
KDDI 研究所では、独自の高速・高画質圧縮エンジンを搭載したライブラリ「MP-Factory Ver.5」の開発により、主観画質の飛躍的向上を図りつつ、圧縮処理時間を大幅に削減することを可能としました。これにより、フルHD映像が実時間再生の数倍程度の処理時間で符号化できるとともに、現在の地上デジタル放送のデータサイズに対して3分の1以下となる 4.5Mbit/s程度でも十分に高画質を維持することが可能になります。
このたび販売開始する「H.264/AVC QualityStation」は、この高速高画質な圧縮エンジン(MP-Factory Ver.5)をコアに採用し、多彩なエンコードプリセットや分かりやすいGUI、高度な入力映像解析機能の搭載により、Blu-ray discやHD DVDコンテンツ生成のためのフルHD素材のエンコードをはじめ、携帯電話などの様々な利用目的に応じて、非常に簡単に高品質な圧縮処理を実現することができます。
当社と株式会社 KDDI 研究所は、これまでにも動画圧縮技術を共同で研究・開発してきた経緯があり、今回の販売提携に至りました。本製品は、株式会社アーク情報システムを販売元としたターンキーシステムでの販売となります。販売開始は2007年11月1日を予定しています。販売予定価格は基本セット約400万円から、初年度50セットの販売を見込んでいます。
■ハイエンドユースの要求に応える高性能ソフトエンコーダ
・新規に独自開発した高速・高画質エンコードエンジン搭載
・4.5Mbps程度でフルHDの高画質符号化が可能
・H.264/MPEG-4 AVCのほとんどの符号化機能をサポート
・BaselineからHighプロファイルまで対応
・Level 1~4.2のレベルに対応
■幅広い用途に対応
・HD DVD、Blu-ray Disc 規格に完全対応
・IPTVやワンセグ放送用コンテンツをはじめ、PSPなどモバイル端末用ストリームもサポート
・Video/Audio-ESのほか、MPEG-2 TS、MP4を出力
■様々な業務に迅速に対応
・用途別の豊富なプリセットを実装
・カスタマイズしたユーザプリセットの保存可能
・使いやすいバッチ処理機能
・保存プロジェクトでいつでもエンコードの再開が可能
■汎用PCで高速処理を実現
・マルチコア対応
・Quad-Core 2基搭載のPCで実用的速度を実現
・ハードスペックの進化に応じて処理速度も向上
[製品概要]
■ビデオ入力
・非圧縮AVI(UYVY、YUY2、YVYU、V210、I420/IYUV、YV12、RGB24、α付RGB)、QuickTime(V210) 、YUV Planar(4:2:0 8bit)
■オーディオ入力
・WAV(16-bit Linear PCM)、非圧縮AVI(16-bit Linear PCM)
■ビデオ出力
・H.264/MPEG-4 AVC
■多重化
・MPEG-2 TS、MP4ファイルフォーマット
■オーディオ出力
・MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、WAVE(16bit Linear PCM)
■H.264ビデオエンコード機能
・独自高速超高画質エンコードエンジン搭載
・マルチコア対応
・対応プロファイル:Baseline/Main/High
・対応レベル:Level 1~4.2
・ビットレート設定範囲:128kbps~50Mbps
・符号化制御:CBR、VBR(1-pass及び2-pass)
・シーンチェンジ適応自動制御
・プログレッシブ、インターレース(MBAFF)対応
・CAVLC、CABAC対応
・ノイズ除去フィルタ
・セグメントエンコード機能
・インバース・テレシネ
・デインタレース機能
■AAC オーディオエンコード機能
・独自高速高音質エンコードエンジン搭載
・マルチチャンネルエンコード対応:最大 7.1ch
・AAC/HE-AAC v1/HE-AAC v2(最大 2ch)対応
・LCプロファイル対応、ADTS、RAWフォーマット対応
・ビットレート:8~128kbps/ch
■オーディオ出力
・動作確認用デコーダ付き
■オーディオ出力
・バッチエンコード機能(ジョブの停止、追加、順序変更が随時可能)
・エンコードパラメータの標準プリセット装備(ユーザ設定保存可能)
・各種ファイルの保存場所設定機能
・入出力ファイル及びエンコード設定
以 上
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【会社概要】
名称 : 株式会社 アーク情報システム
本社住所 : 〒102-0076 東京都千代田区五番町4-2 東プレビル
設立 : 1987年10月14日
資本金 : 3億600万円
従業員数 : 130名
代表取締役社長 : 藤井 悦郎
事業所 : 横浜事業所
関連会社 : ARGO Software Engineering New Technology (WuHan) Co.,LTD (中国)、GLOBAL VISION TECHNOLOGY(米国)、DAN SYSTEM (THAILAND) Co.,LTD(タイ国)
株式会社 アーク情報システムホームページ : http://www.ark-info-sys.co.jp
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