慣れてる人はなにをイマサラというカンジだと思いますが、自分は初めてニコニコ動画というものを見たのであった。よって感想など書いてみます。
◆「Virtual」について。1)virtual : 事実上の、実際上の、実質的な
2)virtual : 仮の、仮想の、虚の、虚像の◆実体事実ではないが「本質」を示すもの。
3)virtual : ネットワーク上の
英辞郎 on the Web
仮想現実という訳語で「バーチャルなんかじゃなくて本当の」みたいな言い回しが普通になっているが、本来の "virtual" はもうすこし実がある。イキナリだがここオレ的に大事なので。ITっぽくない用例を拾うと次のようなものが並ぶ。
ぜんぜん「仮想」っぽくない。
「希望退職という名の指名解雇」とか「天下りと言う名の接待」とか、いろいろ応用できそうだ。よーするに「名目より実質」にフォーカスしたいときに使う言葉という印象を受けた。語源は"virtue" らしい。これは徳や美徳といった意味で、そこから長所、効き目、効力、、、といった意味がある。
厳密にはVirtualは「完璧に同じというわけでは無いものの、実質的に同等の効果を発揮する」というほどの意味のようだ。
んで、初音ミク。印象深かったのはユーザーコメントだった。
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画面にユーザーコメントがかぶさる。 投稿時刻とは別に再生開始後 X分Y秒という単位があり、それでオーバーレイしてる。 っぽい。 録画し損ねた番組を見るには邪魔なのだが。 |
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サビで一斉に合唱というか、みなさんご唱和下さいというか。になる。こうまで出だしが揃いますかとゆうカンジ。画面が見えません。 |
弾幕が画面を覆った瞬間はアイドルのコンサートのようだナ?と思った。定期的に見てると目立とうと茶化すヤツが出て来たり、またそれをたしなめるヤツもありでなかなか楽しげだ。
絶対時間軸で見れば一個一個の「みっく☆みっく」が発せられた瞬間は別の時刻だ。それどころか場所も違う。にもかかわらず、この動画の時間軸で見れば同時。大げさに言えば、視てる人は違う時間、違う場所で同じ時、同じ場所、同じ瞬間を共有している。たぶんキモチも。
事実上のライブだと思った。
たぶんこれはすぐ終わる。荒れるとかCD化の動きとかアクセスランキングでマイルストーン取るとかすれば変質せざるを得ない。というか見る度にコメントは増えてるし、内容も地味に変わってきているので、印象も毎回地味に違う。「事実上のライブ感」はどんどん減って行くだろう。あ~いや違うな。変化していくんだな。例えば上段画像に「大学行く前に」という文字列があるが、これ最初に見た時はなかった。ヘヴィローテーションに入った視聴者(?)があるのだろう。
ネット時代の共通体験ってこうゆうもんなのかもしんない。
ボタンが無いじゃありませんか。
絶望したっ!そんな世間に絶望したっ!!
◆キッカケ