ただし、肝心の画質は非常に良いです。
この点はDoom9のbond氏も明言していますし、手許でもビットレートを下げ過ぎない限りまず破綻しません。一例を挙げるとx264で問題となった
「闇
階調でフレーム
毎にぱたぱた動くブロックノイズ」はまず出ません。x264でMainに留まる限りこの画質は難かしいでしょう。マルチパスについてもx264は50パス
ほどやって10パス単位で画質が向上して行くものだそうです。やや古いですがNTT関連の研究所でも数十パスで1080pを1.8Mbpsにできるとい
うニュースもありますから、Mainでの画質はApple-H.264のチューニングが有利と言えます。細かい設定であまり悩まずに済む点とあわせるとス
ゲェと思います。
とにもかくにも問題は速度なのですが、実は各パスは速いです。爆速と言って良いです。ス
レッドを見て
も7~8分割してますし、未来の10コアCPUでも現在の1コアでもほとんどCPUを遊ばせずにぶん回す事でしょう。基本的にエンコードはデコードの逆回
転なの
で、これはデコード速度も半端じゃないと言う事です。
実際、G4 Cube(450Mhz)で、MPlayerがYOUR PC IS TOO
SLOW!!っつって止まってしまうようなものでも、激しくコマ落ちしながらもなんとか再生してくれます。CPUパワーがどうだろうがまず同期を死守する
QuickTimeアーキテクチャの面目躍如です。
要するに、目指したのは「G4でもまずまずH.264を楽しめるデコーダ」と思われます。
と考えると、.mov書き出し時でなければBフレームが使えないQuickTime Player
Proや、異様に遅いマルチパスといった「仕様」に整合性が見えてきます。映画を売るにはカジュアルなエンコードはジャマですし、G4でもそこそこ楽し
める必要が
あります。スティーブ・ジョブス氏が率いる組織に不整合はありません。ねばーありません。
LunatiliaのSylphideです。
内容とは関係ありませんが、ご容赦ください。
こちらのリンクのことについて少々ご質問したいのですが、先ほど私のブログのほうでリンクを作ったのですが、こちらのタイトルは“ageha”でよろしいのでしょうか?
もし違うのであれば教えていただけるとありがたいので、お願いします。