MEncoder の場合、SARは自動計算のため調整できません。手許の素材は地上波アナログTV録画のMPEG-2(4:3)のみなのですが、どうやらMPEG-2の DAR情報を元にしているようです。映画などで上下の黒帯をゲンミツにクロップアウトしたり、スケーリングを行う場合は便利です。例えば:
5と6で使った640:352は厳密には16:9ではありません。縦横とも16の倍数でなければならないというMPEG系圧縮のキホン原則に従ったものですが、x264では守らなくても目で見て解る違いは無いという人が多いようです。
7と8は意味の無いリサイズですが、VLC/MPlayerともに16:9で再生します。「理想のSAR」的にゲンミツに測れば歪んでいるかもしれませんが、違和感は感じませんでした。
なお、横幅720と704で同じSARを使っているケースは、ブラウン管用の無効領域の扱いが絡んでいると思われます。2chでテンプレとなっているSAR表同様に、横幅720と704の値が揃っていますが、適用値自体は異なっています。