H.264/AVCで定義された符号化ツールの一つ。
参照フレームに重みを付けて、直前の映像を(ブライトネス方向に)スケーリングする。といった事が可能になる。画面の輝度変化に関わる圧縮方式。特にフェード、後続の映像が直前の映像によく似ている場合に効果があるとされる。従来は動きしか符号化しないので暗転や明転に弱かった。
例えば「暗転」=画面の全ドットの輝度を0(黒)に持って行くわけだから、マクロブロック単位で、輝度を0までもってく速度、を計算式でやっちゃおうぜ。という事らしい。理屈の上ではディゾルブ(フェードによる場面転換)にも効きそうだが、そういうものでもないらしい。
実装する場合には、白フェードインと黒フェードイン、白フェードアウト、黒フェードアウトで同じ計算式を使うと効果がばらつくので、ソレゾレ別の計算式が必要とする説もあった。ソースが読めれば式が解るかも知れない。