ミームの定義は時代や立場により様々だ。
一番気に入ったのは、
強い伝染力を持つ知識、アイデア、概念というもの。
どうやら「考え」を
主語にしたい時に便利な言葉のようだ。
人間の行動を決めるのは「わたしの考え」ではなく、むしろ人間のほうが「ある特定の考え」にコントロールされているのだ。とか言うと刺激的だが、単に
「そ
うゆうふうに考えると説明がシンプルになる」一種の符号化ツールと言う印象を受けた。
I think like A, so I did it.(わたしはAのように考えてそれを行った。)
I was driven by the the idea A.(わたしはAという考えに動かされていた。)
受動態はベタ訳するとなにやら文学的になるが、単に言いたい事の重心をハッキリさせたいだ
けの事もある。
This option was driven by the idea of bi-predictonal frames.
(このオプションは双予測フレームの考え方に基づいている)
ミームとは理工系のアプローチを社会学に持って来ただけの用語だろう。
「人間の趣味嗜好・思想信条・行動は取得情報に左右される」とか、
「朝日しか読まなきゃ朝日的になるし、産経しか読まなきゃ産経的になる」とか、
「三つ子の魂、三つまで(違」とか。
だらだら説明するよりは、「ミーム」で済ませた方が速い。
ゲーム脳戦争の要諦は洗脳戦である。真の問題は科学的証拠ではありません。
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