「ゲームもスポーツ」種目採用 来年のアジア室内大会(asahi.com)
2006 年12月05日15時55分
アジア・オリンピック評議会(OCA)が、サッカー、バスケットボール、自動車 レースの三つの家庭用ゲームを「Eスポーツ」として、第2回アジア室内大会(07年、マカオ)で新採用する。「戦略で頭脳を使い、指先を動かす、れっきとしたスポーツだ」と、ドーハで開催中のアジア大会を利用してPRしている。
「Eスポーツ」は今年4月の理事会で採用が決まり、「暴力、性的なシーンがなく、人気がある」などの基準から三つを選んだ。アジア室内大会はフットサル、競泳の短水路などを行う。05年バ ンコク大会が第1回と歴史が浅く「従来のスポーツの概念にとらわれない」としている。そうした考えに加え、若者に浸透しているなどの理由で家庭用ゲームを採用したという。
サッカーの「ウイニングイレブン」などソフトも決まっており、選手は各種目、各国・地域から 最大1人とする。
「ゲーム大国の日本が金メダル本命。韓国が対抗」というのが組織委の見立て。ただ、日本オリンピック委員会(JOC)は「そもそもスポーツと言えるのか。選手を派遣してと言われても、国内統括団体もない状態でどうするのか」と戸惑っている。