名称 | 共通項 | 説明 | 利点 | 弱点 | |
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p p 系 |
pp=lb | 縞完全除去 | linear blend 全ライン処理 リニアブレンド |
完全にインタレ縞が消え、ジャギも出ない。 | 画像全体がややボケる。動くものが2重化する。 |
pp=li | linear interpolating 2ndライン処理 リニア補間 |
素早く動く人物の輪郭(ジャギ)はmdより上。 | 輪郭線などにジャギが出る。 動きの少ない部分はpp=mdより悪い(特に直線に弱い,文字や車の縁な ど) |
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pp=ci | cubic interpolating 2ndライン処理 三次元(?)補間 |
素早く動く人物の輪郭(ジャギ)はliより上。 | 輪郭線などにジャギが出る。 動きの少ない部分はpp=liより悪い(特に直線,文字や車の縁など)。 |
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pp=md | median 2ndライン処理 中央値補間 |
pp系の中ではベストバランス。 他はmdより良い部分と悪い部分があ る。色のボケは最も少ない。ffmpegXが使う。 |
特に人物の輪郭がジャギが出る。 特にアニメで主線がぶつぶつ線になりが ち。 |
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pp=fd | ffmpeg deinterlacer 2ndライン処理 |
特に無し。 | 全体がボケる。動くものが2重化する。ジャギも散見。 ffmpegで使えるものより性能が悪い。 |
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pp=l5 | lowpass5 全ライン処理 低域通過フィルタ 5タップ? |
動きの少ない部分ではmdよりクリアかも。 | 全体がややボケ、動く物も2重化するが、pp=lbよりは良い。 映像内容によってはインタレ縞が残る事もある。 |
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非 p p 系 第 一 世 代 |
kerndeint | 解除漏れリスク(素材・設 定次第) | ピンポイント縞解除 | 動きの無いコマはfilndint並みにクリア。 微調整可。 |
シーンチェンジ直後のジャギが激しい。激しく動く部分はpp=mdに劣る事
も。 オリジナルの作者自身がもう古いから他の使えと言っている。 |
逆 テ レ シ ネ 第 三 世 代 |
pullup | 解除漏れリスク(素材・設 定次第) | インタレ解除ではなく、逆テレシネ。 | MEncoder最大の強み。 24fpsカメラ撮影素材専用。 解除漏れはまず無く、極めてクリア。 |
30fps素材に向かない。 CGやNTSC字幕などが合成されていると元映像にあったコマが消失するし、縞付きのゴーストが出たりする。 |
filmdint | 逆テレシネ+インタレ解除。 万能ナイフ。 |
pp=mdより全体にクリア。動く物の2重化、人物の輪郭ジャギ、アニメの 主線のぶつ切れ現象、いずれも僅か。詳細な微調整可。 | インタレ縞が残る事があり、素材傾向別の微調整が必要。 シーン の変わり目で一瞬ジャギが出る(kerndeintよりは良い)。 字幕やテロップが小刻みに荒れる(固有の現象)。 基本的にmmx/3DNOW!に激しく依存し、05'夏頃を境にPPCでは正常動作しない。 |
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第 四 世 代 ? |
yadif | NTSCの60fps化または 30fps化が選べる。 | yet another deinterlacerの略 |
filmdintの代役としてオールラウンドに使える。 字幕やテロップが小刻みに荒れる事が無いのが強み。 |
実写で首を傾げるなどの些細な動きに弱く、ジャギが残る。 60fpsで吐く際は一時停止時の奇麗さを最重視する傾向。これは静止画像のパンでカクツク事が ある。 |
mcdeint | mcは動き補償の略 |
yadifより地味にジャギが少ない。 | 猛烈に遅い。 これ一個でエンコードfpsが小数点以下に落ちる。 まだフィールドオーダーの自動検出が無い。 |