本エントリーは下記「してはならないこと」の3ならびに4にあてはまると考えて削除しました。特に太字化したとこ。
べつにマスメディアってほどのアクセスがあるわけもないのですが。
PDF 直リン:(H18.11.02)WHO による自殺予防の手引き(上位ページ:内閣府、共生社会政策統括管)
【マスメディアのための手引き】 まとめ(21ページ)
- ぜひすべきこと
- 事実を報道する際に、精神保健の専 門家と緊密に連絡を取る。
- 自殺に関して「既遂」(completed) という言葉を用いる。「成功」 (successful)という言葉は用いな い。
- 自殺に関連した事実のみを扱う。一面には掲載しない。
- 自殺以外の他の解決法に焦点を当てる。
- 電話相談や他の地域の援助機関に関する情報を提供する。
- 自殺の危険因子や警戒兆候に関する情報を伝える。
- してはならないこと
- 遺体や遺書の写真を掲載する。
- 自殺方法を詳しく報道する。
- 単純化した原因を報道する。
- 自殺を美化したりセンセーショナルに報道する。
- 宗教的・文化的な固定観念を当てはめる。
- 自殺を非難する。
上記PDFにはマスメディアと群発自殺に関する内容も書かれていますが、それ以上に個人としてできる事、為すべき事も書かれています。性質上、ややこし い単語は排除できていませんが、僅か21 ページですし、少なくとも構成は読みやすいように練られています。
たぶん、書き手さんの全力で。
おそらくは、一人でも自殺者を減らす事、だけを願って。
不安や悩みをお持ちの方は少しだけ気が軽くなると思います。
これを読んでちょっと恥ずかしくなったというのが削除の理由です。
なお、一介のゲーマーとして、部分的に元エントリ末尾を残す事をお許し下さい。
ささやかながら、「ぜひすべきこと」の4に資すると信じています。
◆◇◆
さいごに。
もしもあなたがいじめでこまっていたり、しのうかと思っていたら。
しぬなとは言いません。あなたがどれだけ苦しいか、自分にはわかりませんから。
でもとりあえず、このゲームを最後までやってみてください。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005OV97/ref=olp_product_details/503-9062241-8426321
2007/03/03追記
本来ここにあった記事は、2006年11月に世間を騒がせた子供たちの連続的な自殺報道を受けて、ささやかながら、マスコミ相手にかましてみたカウンターです。その後、TVで「WHOのガイドライン」の存在を知り、読み、それが新聞各紙に転載されてゆくのを見て、web上に晒しておく意味は失せたと考え、上記の内容に差し替えました。
自分としては、後はウチの犬を構いにくるガキンチョと遊ぶくらいしかできませんし、いずれにせよ自分がこの記事をwebに載っけたときの目標はとうに実現しています。まぁ、この記事が達成したわけでは毛ほどもありませんが。
さて、どこをどう読んだか『岡田有希子シンドロームよもう一度.』というタイトルの記事から来る方がいらっしゃいます。
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1851
ささやかながら、ちょっと当該記事の中和剤を置いておきます。
◆当該記事のタイトルは、以下のように変更すべきと考えます。
『群発自殺よもう一度。死ねば死ぬ程(マスコミ叩きで)ウハウハ!!』
個人ブログではそーゆータイトルつけてTBくれたよね~?
広告で喰えるブロガーが増えれば伝送ルートを変えただけの『プチマスゴミ』が増えてゆく。
拡散しているぶん、テレビや新聞より厄介だろうな。
人ごとぢゃあない。『マスゴミ』はオレのココロの中にも居るはずだ。
上記、「WHOのガイドライン」では歴史上最初の「メディア誘発型群発自殺」はゲーテの『若きウェルテルの悩み』としています。
従ってマスコミだけでなく「自殺を煽るような表現」を全て視野に入れた「再発防止策」をとらねばならんのです!
、、、と、いうような事は書いていません。
今時、ウェルテルくんに同調する人が居るとも思えないので、叩くべきはマスコミ、マンガ、アニメ、ゲーム、ラノベ、ネットってことになりかねませんからね。…『ゲーム脳』と変わりません。
近松門左衛門の心中物が流行ったあとで、江戸で心中の件数が増えた事は事実です。
幕府が当該演目の公演禁止を命じた事も事実です。
対症療法としては、賢明な処置でしょう。
しかし、これはこれでまた別の問題を生みます。
幕府も、元ネタになった心中事件のほとぼりが冷めた頃合いを見計らって公演禁止処置を解除しています。
その見計らいかたがねー。あんまり遅くちゃ座元が干上がるし、速すぎても心中増えるし。
うわーその仕事オレにやらせろーって感じ。
そういうのの担当者ってものすごい芝居通になるですよ職務上どーしても。
通っても単に好き、じゃあ済まないですし、
社会の中で芝居はどういう位置づけにあるべきかってので悩み抜く日々なわけで。
そーゆーじゅーあつでのたうちまわるのはさぞおもしろかろ~なぁ。ああうらやましっ!!
メディアと社会の関わりって点ではそういう人の日記とかあったらちょー貴重財産だと思います。
ごめん話それた。
『WHOによる自殺予防の手引き』は、
慎重になれ。騒ぎ立てるな。おちついて、子供と対話し、専門家の助言を求めろ。としています。
そもそも、分かりやすいワルモノ叩きが、なんらかの問題を解決した例をオレは知りません。
悪書追放運動(小学校の校庭で手塚治虫のマンガを焼くなど)
アニメ悪玉論(アニメが子供の暴力性を助長する、など)
そして忌まわしくも一般名詞に納まりやがったミーム:『ゲーム脳』
ま、差別が傑作を産むってのはあんだけどさ。
分かりやすいワルモノ叩きは「オレの責任ぢゃない」です。
糾弾する側は攻撃にエネルギーを使い果たし、
糾弾された側は自己保存にエネルギーを使い果たし、
肝心かなめのモンダイはそっちのけになる。
必要なのはそのモンダイにかかわる全員(ステークホルダー)の責任ある関与(コミットメント)です。
無責任な言葉の垂れ流しは解決の妨げにしかなりません。
その批判はマスコミだけでなく、ブログにも向けられてしかるべきでしょう。
ブログを書く者もまた、自覚と自戒と責任感を持つべきでしょう。
…そーしろとささやくのよ。あたしのゴーストが。
本記事の属するカテゴリ:「ゲームのミカタ」は「分かりやすいワルモノ叩き」対策の拠点として設けてあります。
つまんねぇからあんま充実させたくねぇんだけど。
仮令、ナニカが子供の自殺を期待していたとしても。
オレは身近に思い詰めてるガキンチョを発見したときに、それをマスコミの所為だ!とか、ゲームの所為だ!と考えるより、こーゆー面白い遊びがあるんだがやってみねぇかと誘えるオトナでいてーと思う。
そのほうがそいつを救える確率は若干高い。ハズだ。
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