朝日新聞 2007/09/30|ブレア戦略継承、失敗も学べ(パリ 国末憲人さん)
11月30日は「サルコジなしの日」ー。
フランスの市民団体や一部のジャーナリストらがこんな記念日を設定し、賛同を呼びかけている。サルコジ大統領に関するニュースをこの日は一切伝えないでおこう、というのだ。感想を求められた大統領府のマルティノン報道官は「記者の方々が一日休みを取りたい、という意味なら応援しますよ」と苦笑した。
こんな企画が生まれたのは、仏メディアへの大統領の露出がそれだけ多いからだ。場所と場面を変えて一日に何度も登場し、演説や会見をこなす。年金問題から農業、教育、外交とテーマは多岐にわたり、その一つひとつが現状を大きく代える改革案だ。新聞は連日一面トップ週刊誌の特集でも、テレビの討論番組でも、焦点はいつも「サルコジ改革」だ。国家指導者には、安倍前首相のように世論やメディアから様々な難問を突きつけられて身動きできなくなる人が少なくない。サルコジ氏はなぜ、逆にメディアを振り回す余裕を持ち得たのか。
「『天候をつくり出せ』という言葉が英語にあります。人々が向かう場所に先回りをして、後から来るみんなを整理してしまう。サルコジが実行しているのはこれなのです。現状を自ら創出する。他の人々は従わざるを得ない」
仏ルモンド紙のインタビューでアラスター・キャンベル氏はこう分析した。大衆人気を誇った英ブレア政権の報道・戦略局長としてメディア戦略を一手に引き受け「影の副首相」と呼ばれた人物だ。キャンベル氏は、英ブレア政権で自ら展開した手法をサルコジ氏が仏で継承したと考える。両政権に以下の点が共通しているという。
1)先んずる
メディアから政権の課題を設定される前に自ら次々と課題を示し、主導権を握る。2)頻繁な露出
自ら頻繁にメディアに登場し、政治に無関心な大衆とのつながりを保つとともにメディア側も満足させ、政策遂行を容易にする。3)反復で訴え
サルコジ氏は、停滞ぶりが目立ったシラク政権との違いを強調する「リュプチュール」(決別)を掲げ、ブレア政権は「新しい労働党」という言葉を掲げた。二人とも、いったん決めたスローガンをしつこく繰り返した。「そこが大事。目移りが激しい現代人は政治を意識する機会が少ないだけに、メッセージはできるだけ明確で、衝撃的、具体的でなければ」政策そのものよりも政策の訴え方、売り込み方を重視する姿勢は米ブッシュ政権にも共通し、時に「ポピュリズム」との批判を受けた。だが、キャンベル氏は主張する。「コミュニケーションこそが最も大事なことなのです」と。
ただ、キャンベル氏は重要な事実に言及していないうんぬん。ブレア氏は最後まで英国民にイラク戦争の正当性をうんぬん。メディア戦略に立脚した政治は意外とうんぬん。ブッシュもうんぬん。サルコジもうんぬん。
『天候をつくり出せ』
人々が向かう場所に先回りをして、後から来るみんなを整理しろ。それは自ら状況を創出したも同然だ。後から来る者は従わざるを得ない。
1)先んじろ
メディアから課題を設定される前に自ら次々と課題を示し、主導権を握れ。
→ ジョブスの公開書簡1号:EUに端を発した独禁法排除命令が米本土に波及する前に非DRMを支持。その後非DRM販売は広がり、最強硬レーベルの代表も非DRMの可能性に言及するに至っている。
公開書簡1号の目標は、一に批判勢力の分断。二に非DRM販売が普遍化するまでのタイムラグ。個人情報を埋め込んだ非DRMデータの販売、ライブラリ全体の一括アップデートしか受け付けない販売手法、加えてiTunes DBの暗号化(iTunes以外とのシンクロを不能に)などはライバル不在のうちでなければできない。客がキレイな花火に見とれるスキに、ユーザーライブラリを人質にとれ。
→ iPhoneの仮想敵はGoogle Phone。700Mhz帯のオークションすら始まる前に、迎撃態勢を整えろ。
2)露出しろ
自ら頻繁にメディアに登場し、大衆とのつながりを保つとともにメディア側も満足させ、政策遂行を容易にする。
→ 前項のようなネガティブ情報が広がる前に新しいニュース(例えば製品やサービス)で上書きしてしまう。例えばiPod Touchの初期不良はわずかなテスト時間があれば充分に潰せたもの。アップデート公開の迅速さはむしろ不自然。米本土の発売日、およびその熱狂を伝えるニュースが"予定通りに"ネットを覆う事が最優先。ITイノベーションのほぼ全ては北米市場で誕生する。ここを制するものが世界を制す。後はだまってついてこい。
→ iPod Touchの発売日とiPhoneアップデートは近接している。 新品のiPod Touchを手に入れてニコニコしている時には、iPhoneのサードパーティアプリを全滅させるアップデートなんてニュースには目が行かない「あーあーきーこーえーなーいー」。どちらも持ってない人間は「使ってみました新製品!」なわくわく情報とややこしいネガティブ情報にほぼ同時に接触する事になる。楽しく読める情報に耳目は集まる。ニュースは娯楽だ。
→ 途切れる事無くニュースを発せ。世間とメディアを熱狂させろ。冷静になるヒマを与えるな。
3)繰り返し訴えろ
解り易いメッセージを掲げてしつこく繰り返せ。できるだけ明確で、衝撃的、具体的に。商品(製品とサービス)そのものよりも商品の訴え方、売り込み方を重視する姿勢は売上げと株価を伸ばすのみ。「ポピュリズム」なんて誰も言わない「私たちの願いを叶えてくれる良い企業」。「コミュニケーションこそが最も大事なことなのです」。
→ 次の one more thing はなんだ? 次の one more thing はなんだ? 次の one more thing はなんだ?
* * * *
Jobs猊下はMac OSXからサードパーティを全部叩きだすだけのパワーを持ちつつある。てゆうか全滅しても困らない状況をApple は目指してると思う。M$がOffice引き上げたらAppleWorksにODFサポートつけりゃ済むハナシだし、iWorksってそのアルファ版(で開発継続費を稼いでるよう)にしか見えんし。keynote以外を便利便利と使ってる人を見た事無い。レビュー記事以外でわ。
抑止力は持っておきたい。無駄になりゃそのほうがいいに決まってるけど誰も予想できない事を山ほどやってのけて来たヒトだし。
* * * *
余談:『ブレア氏は最後まで英国民にイラク戦争の正当性をうんぬん。ブッシュもうんぬん。』について。
ブレア・ブッシュの退潮は「イラク戦争に勝てなかったから」。勝ってりゃ円満退職だったかと。ミモフタもないけど勝つ戦争には賛成だが負ける戦争には反対てのが民主主義だ。それも「文句なしの圧勝」しか認めない。ポピュリズムってのは民主主義の二つ名であってどちらで呼ぶかは結果論。歴史家の立場次第だ。有益なのはそのへんの醒めた分析、つまり思考素材の提供であって「国民の為に権力を批判する」を掲げてしまっては批判が目的になり、習い性になると機械的な非難と区別がつかなくなる。最低でもそう見られるリスクを背負う。義は魔物だ。
ひらたく言うとメディア戦略に立脚しない政治家が出て来たら国民とのコミュニケーションが足りないとか政治家としての説明責任とか言うんぢゃないのぉ?ってカンジ。こうなると売れなくなる。読みたく無いもの不快感が先に立つから。学ぶべきはミカタより対手。だよなぁ。他山の石他山の石。
知った場所:【リリース・通信業】アーク情報システム、プロユース向け高速・高画質ソフトウェアエンコーダ発売(日刊工業新聞) - Yahoo!ニュース
元ネタ:アーク情報システム|H.264/AVC QualityStation、プレスリリースのPDF
KDDI 研究所のMP-Factory Ver.5なるライブラリを搭載し、フルHDを実時間再生の数倍程度でエンコードできるソフトエンコーダだそうです。お値段は400万、実用的な速度はQuad-Core x2搭載時という事で、個人で買ったらドン引きですが、4.5Mbit/s程度で十分に高画質を維持といいますから、SDなら概ね750kbpsです。商品の性質上、アニメオンリーってわけぢゃ無いでしょう。H.264の試作品であるH.26LはSD@1Mbpsで素材と見分けがつかないという評価を出していますし。
****報道関係各位****
2007年10月1日
株式会社 アーク情報システム
H.264/MPEG-4 AVC HighProfile対応ハイビジョン映像圧縮システム
< プロフェッショナルユース向け 高速・高画質ソフトウェアエンコーダ >
「H.264/AVC QualityStation」
株式会社アーク情報システムから11月より発売開始
株式会社アーク情報システム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 藤井悦郎)は、株式会社 KDDI 研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役社長 秋葉重幸)が開発した、 次世代光ディスク(Blu-ray Disc、HD DVD)向け映像をはじめネット配信用映像データや携帯電話用映像作成まで幅広く対応するプロフェッショナルユースの高速・高画質H.264 ソフトウェアエンコーダ「H.264/AVC QualityStation(エッチ.ニーロクヨン/エーブイシー・クオリティステーション)」の販売を2007年11月より開始します。
非常に高い圧縮性能が期待できるH.264/MPEG-4 AVC方式については、ワンセグ、ハイビジョンビデオカメラ(AVCHD)やBlu-ray Disc、HD DVDなど配信・放送系、蓄積系を問わず様々な分野での利用が進みつつあります。しかしながら、H.264/MPEG-4 AVCを利用した高圧縮かつ高品質な映像を表現するためには膨大な演算処理が必要なことから、ハイビジョンクラスの映像についてはソフトウェアベースの H.264/MPEG-4 AVCエンコーダはあまり利用されていませんでした。
KDDI 研究所では、独自の高速・高画質圧縮エンジンを搭載したライブラリ「MP-Factory Ver.5」の開発により、主観画質の飛躍的向上を図りつつ、圧縮処理時間を大幅に削減することを可能としました。これにより、フルHD映像が実時間再生の数倍程度の処理時間で符号化できるとともに、現在の地上デジタル放送のデータサイズに対して3分の1以下となる 4.5Mbit/s程度でも十分に高画質を維持することが可能になります。
このたび販売開始する「H.264/AVC QualityStation」は、この高速高画質な圧縮エンジン(MP-Factory Ver.5)をコアに採用し、多彩なエンコードプリセットや分かりやすいGUI、高度な入力映像解析機能の搭載により、Blu-ray discやHD DVDコンテンツ生成のためのフルHD素材のエンコードをはじめ、携帯電話などの様々な利用目的に応じて、非常に簡単に高品質な圧縮処理を実現することができます。
当社と株式会社 KDDI 研究所は、これまでにも動画圧縮技術を共同で研究・開発してきた経緯があり、今回の販売提携に至りました。本製品は、株式会社アーク情報システムを販売元としたターンキーシステムでの販売となります。販売開始は2007年11月1日を予定しています。販売予定価格は基本セット約400万円から、初年度50セットの販売を見込んでいます。
■ハイエンドユースの要求に応える高性能ソフトエンコーダ
・新規に独自開発した高速・高画質エンコードエンジン搭載
・4.5Mbps程度でフルHDの高画質符号化が可能
・H.264/MPEG-4 AVCのほとんどの符号化機能をサポート
・BaselineからHighプロファイルまで対応
・Level 1~4.2のレベルに対応
■幅広い用途に対応
・HD DVD、Blu-ray Disc 規格に完全対応
・IPTVやワンセグ放送用コンテンツをはじめ、PSPなどモバイル端末用ストリームもサポート
・Video/Audio-ESのほか、MPEG-2 TS、MP4を出力
■様々な業務に迅速に対応
・用途別の豊富なプリセットを実装
・カスタマイズしたユーザプリセットの保存可能
・使いやすいバッチ処理機能
・保存プロジェクトでいつでもエンコードの再開が可能
■汎用PCで高速処理を実現
・マルチコア対応
・Quad-Core 2基搭載のPCで実用的速度を実現
・ハードスペックの進化に応じて処理速度も向上
[製品概要]
■ビデオ入力
・非圧縮AVI(UYVY、YUY2、YVYU、V210、I420/IYUV、YV12、RGB24、α付RGB)、QuickTime(V210) 、YUV Planar(4:2:0 8bit)
■オーディオ入力
・WAV(16-bit Linear PCM)、非圧縮AVI(16-bit Linear PCM)
■ビデオ出力
・H.264/MPEG-4 AVC
■多重化
・MPEG-2 TS、MP4ファイルフォーマット
■オーディオ出力
・MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、WAVE(16bit Linear PCM)
■H.264ビデオエンコード機能
・独自高速超高画質エンコードエンジン搭載
・マルチコア対応
・対応プロファイル:Baseline/Main/High
・対応レベル:Level 1~4.2
・ビットレート設定範囲:128kbps~50Mbps
・符号化制御:CBR、VBR(1-pass及び2-pass)
・シーンチェンジ適応自動制御
・プログレッシブ、インターレース(MBAFF)対応
・CAVLC、CABAC対応
・ノイズ除去フィルタ
・セグメントエンコード機能
・インバース・テレシネ
・デインタレース機能
■AAC オーディオエンコード機能
・独自高速高音質エンコードエンジン搭載
・マルチチャンネルエンコード対応:最大 7.1ch
・AAC/HE-AAC v1/HE-AAC v2(最大 2ch)対応
・LCプロファイル対応、ADTS、RAWフォーマット対応
・ビットレート:8~128kbps/ch
■オーディオ出力
・動作確認用デコーダ付き
■オーディオ出力
・バッチエンコード機能(ジョブの停止、追加、順序変更が随時可能)
・エンコードパラメータの標準プリセット装備(ユーザ設定保存可能)
・各種ファイルの保存場所設定機能
・入出力ファイル及びエンコード設定
以 上
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【会社概要】
名称 : 株式会社 アーク情報システム
本社住所 : 〒102-0076 東京都千代田区五番町4-2 東プレビル
設立 : 1987年10月14日
資本金 : 3億600万円
従業員数 : 130名
代表取締役社長 : 藤井 悦郎
事業所 : 横浜事業所
関連会社 : ARGO Software Engineering New Technology (WuHan) Co.,LTD (中国)、GLOBAL VISION TECHNOLOGY(米国)、DAN SYSTEM (THAILAND) Co.,LTD(タイ国)
株式会社 アーク情報システムホームページ : http://www.ark-info-sys.co.jp
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インターネットやデジタル機器について、著作権をはじめとする制度が技術を制限するのではなく、より利用者が創造的に活動できるようにし、技術が発展するようなかたちで制度が維持および変革されていくように、政策提言や審議会への参加などの活動を行なうことが目的。同時に、啓発活動を通じて、インターネット利用者の情報リテラシー向上を図る。
具体的な活動内容
1)違法サイトからのコンテンツダウンロード違法化への反対意見表明
2)コピーワンスおよびダビング10技術の採用に対する反対意見表明
3)著作権の保護期間延長に対する反対意見表明
4)上記3点に関するインターネットユーザーの意見表明の支援
当面は、文化審議会著作権分科会の「法制問題小委員会」と「私的録音録画小委員会」での議論をまとめた中間報告に関するパブリックコメント募集に対する活動に注力。
みなさんでこの組織を「みゃっうみゃうに」盛り上げていただければ大変嬉しく思います。やかましいっw、、、失礼。取り乱しました。いや、時局柄そーいいたくなる気分わ儂もあるます。ダッセーなオレって自嘲も解るかも。
日本名の「先進」ってところが気に入らないという人もいるそうである。まあ日本名は「敢えて訳すならば」ということで、会としてはインターナショナルに他の組織との共闘も視野に入れているので、英語名もしくはMIAUメインで呼んでいただければと思う。つか、そんな気になるんだったら日本語名は無視する方向で考えて貰って構わない。キモチはわかる。しかし重視すべきはむしろそうした声だとも思ってる。
***試訳 ここから***
ずいぶんあいたが我々はまだ生きてます。再び日々の変更をリリースにまとめる時期が来たと考える。
主なソースコードの進化の一つは、いつもながらFFmpegだ。あたらしい映像・オーディオコデックがいくつか追加になり、速度向上 と大量のコードクリンナップも行われている。
MPlayerにはReal RTSP認証と、live555 に代る libnemesi ストリーミングライブラリのサポートが追加された。RTSPストリーム越しのQuickTime再生も、その多くが可能になった。TVストリー民具も大幅 に改善され、Intel Macのサポートもバッチリだ(*support should be complete*)。
MPEG-TSやMPEG-PSに入ったVC-1のサポートにより、多くのHDTVストリームが使えるようになるだろう。Blu-rayとHD- DVDの再生はまだだが、MPlayerはデクリプト済みのEVOファイルは再生できる(* または、それらがデクリプトされた暁には?*)。
MPlayerは正 方ピクセルを前提とするようになった。LCDパネルはみなそうだから。映像が横延びや縦縮みして見えたら、'- monitoraspect 4:3'を使って正しいアスペクト比に直して下さい。
AMR audio サポートの為にパッチを当てる必要はもう無い。AMR libraries for Linux をダウンロードして、リンク先の説明通りにインストールして欲しい。
このリリースは現在の(執筆時点の)Cygwinバージョンではコンパイルできない事に注意してほしい。これはCygwin が llrint を実装していないためだ。現状ではCygwinのgccアップグレードを待つか、CygwinかMPlayerにパッチを当てる必要がある。
既に古いバージョンを使っている場合は、新たにバイナリ・コデック・パッケージをダウンロードする必要は無い。
MPlayer 1.0rc2 は以下からダウンロードできる。できるだけミラーサーバーを使って、私たちのサーバーをいたわってください。
BitTorrentでの入手もできます。
MD5SUM: 7e27e535c2d267637df34898f1b91707
SHA1SUM: e9b496f3527c552004ec6d01d6b43f196b43ce2d
*** 試訳ここまで***
個人的にSAR, PAR, DARなどのARS(アスペクトレシオシグナリング)はイン ターレース同様無くなったほうが世の中のしあわせ総量が増えると思っているので、スクエアピクセルが前提の挙動は大歓迎です。この点、 QuickTime もマンセー。
なお、関係は不詳ですが、手許ではこの直前の10/6日版(SVN-r24712)で、以下のようなトラブルが出ました。
*症状:
MPEGStreamClipが吐いた.mpegのアスペクト情報を認識せず、-vf scale=-10:-1
が効かずに横長画像を吐出する。一律にSAR=1/1を使う模様。ログに
Movie-Aspect is undefined - no prescaling applied.
などと出たので、コマンドに -aspect 4:3(DECODING/FILTERING OPTIONS)を追加したら直った。
*man:-aspect (also see -zoom)
Override movie aspect ratio, in case aspect information is in-
correct or missing in the file being played.
強制的にデコードアスペクトを指定するもののようです。*使用コマンド:
-vf yadif=3,pp=l5,framestep=2,crop=704:480:8:0,scale=-10:-1:::3,hqdn3d=4:3:6,harddup -vfm ffmpeg -sws 9 -aspect 4:3 -ofps 30000/1001 -of rawvideo -o /dev/null
なお、QTPproやVLCはMPEGStreamClipが吐いた.mpegを「正しく」再生します。
たぶんコレ。 回避策として以下を使っていたのですが、
-vf yadif=3,pp=l5,framestep=2,crop=...
一旦60fps化して半分捨てるんで激しく遅い。その分地味に奇麗ですがちょー地味。あんまりしあわせを感じない。
i_certify_that_my_video_stream_does_not_use_b_frames の事と思われます。でもMP4直吐きできるようになったのならそう書くハズ。
アナログ放送向けと思しき機能も多いですが、デジタル放送向けと思しき機能も散見されます。
ここにあるやりとりによると“ここ英国では、digital TVはアンテナを経由している。従って私はMPEG-2 transport streamをダンプして、Project XというWindowsソフトを使ってTSをdemuxしている。”との事なので、少なくとも英国ではデジタル放送の録画、エンコードには特に障害が無い ようです。
もともと地デジのコピワン / B-CASは日本の独自仕様なのですが、オープンソース・マルチメディアにとってもボトルネックです。
ちょっと呆れてしまって記事にしていないのですがここなどを見ると、JEITAは「ダビテンはアナログコピーもダビテン対応機器間に限るのでいっぱい買って
ね!」という意味に読めました。コピワン(を管理するCOGフラグ)に国際規格に無いコピー回数フラグを立て、回数10回もまだ最終決定では無い段階でば
んばん洗脳戦始めるてのは、経産(JEITAを所管)VS.
総務(ARIBを所管)の主導権争いか、そこまでメーカーの尻に火がついているかのどっちかです。たぶん両方。
「無料放送」と「ハイビジョン」と「デジタル放送」は混ぜちゃイケナイ洗剤だったと考えています。
A)「無料放送(SD)」+「デジタル放送」 → コピられてもいい番組の放送回路。むしろコピラレ隊。
B)「ハイビジョン」+「デジタル放送」 → コピられては困る番組の放送回路
A)は若手の登竜門、非常時(地震など)の情報回路として機能します。むしろ報道や、特に放送大学はCMバンバン入れてもこちらであるべきです。 B)は有料放送でなくともB-CAS+クレカ決済なら録画の有償化(光学ディスクレスのコンテンツ販売)が可能なはずです。むしろ地アナ停波は早い方が、 放送回路をA)B)に分けるテレビ局が出て来るかもしれません。
パソコンがあるのになぜ別の機械をかわなきゃいけないの?というのは自然な話だと思います。次世代光学ディスクもいずれ突破されるでしょう。HD -DVDしか出しませんて著作利権がでてくるのはその方が地味に脆弱性が少ないと考えられるからで、M$陰謀論は「僕のせいぢゃないもん効果」のほうが勝 ると思います。子供ぢゃないんだから。
手許ではこれまで光学ディスクについて、デクリプトの具体的手法に言及する事は避けてきました。うっかりはあるかもしれませんが、どこでどう使わ れるか解らないのはなんだかんだ言って作り手に悪いです。パソコン雑誌などが「個人で買ったディスクを個人で楽しむ範囲なら正当と考える」などとして手法 を書いている事がありますが、それならOSやアプリのディスクも同じです。
著作利権で商売するなら、光学ディスク等でお客にデータを渡す事が間違いなのかも知れません。光学ディスクのデクリプトは著作利権の侵害うんぬん よりは、ビジネスモデルの問題だと考えています。フェアユースの「理念」を明記せず、個別具体的な事例を列挙するに留まる国内著作権法が、本質と無関係な 議論 ~ YouTubeの視聴がダウンロードに当たるか否かなど~ を生んでいると考えています。
電子政府(e - GOV)によるとパブコメ提出期限は2007年11月15日。e-メールでも良いからあと20日、うち週末は三つ。
一日3時間ひねりだしてx20の60時間、土日に6時間上乗せx6で36。シメテ96時間。
これでパブコメをでっちあげる。
そういうゲームをしてみます。
時間が無いは無能のイイワケ。忙しいのは誰でも一緒。
ぐぐって集めりゃ肩入れしちまう。どこかで見たよなニオイがつく。
我らの政府は煮詰まってるのだ。新味の意見を求めておるのだ。
そのPDF。読まずに書かば虚妄、迷妄、世迷い言。
そんな芝居を打ってみます。
一度舞台にあがったからは、ヤジも歓声も目もくれぬ。演じきるのが役者の意気地。
オマエがやるならオレもやる
オレがやらんでオマエがやるか?
オマエがやらなきゃオレがやる
俺がヤルからお前もヤレよ!!
天元突破グレンラガン 第二話予告
****
実はMiAUの文脈や背景 はよく解ってませんし、知識もそんなにありゃしませんが、言及したからにはパブコメを出す義務を背負ったと考えています。最終的な送信原文を晒す事は致し ませんが、途中までの思考過程をさらして足掻いて見ます。見世物です。
おいらの勝手でやる事です。末路哀れは覚悟の前。
コデラさんによると『だが文化庁の審議会は、著作権法を扱ってはいるものの、著作権法上には「審議会で諮問すべし」と 定義されていない。つまり文化庁の審議会は、その権限や立ち位置がはっきりしないまま、どんどん進められているのである』との事。そ もそもの審議会がやんなくてもいいものだと言う事。またこのパブコメも、法的根拠が無いものだと言う事。
.
「文 化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」に関する
意見募集の実施について平成19年10月15日
文化庁長官官房著作権課
1.意見募 集対象
「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整 理」(別添)2.資料入 手方法
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(1)電子政府の総合窓口(e-Gov)における掲載3.意見募 集期間
(2)窓口での配布
【文化庁長官官房著作権課(東京都千代田区丸の内2- 5-1 文部科学省ビル3階)】
.
平成19年10月16日(火)~平成19年11月15 日(木)必着4.意見の 提出方法
(1)提出手段 郵送・FAX・電子メール5.留意事 項
(※電話による意見の受付は致しかねますので、御了承 下さい。)(2)提出先
(いただきました御意見の収集・整理の便宜のため、なるべくメールによる提出をお願いしたく存じます。)
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住所:〒100-8959 東京都千代田区丸の内2-5-1(3)記入要領
文化庁長官官房著作権課 宛
FAX番号:03-6734-3813
電子メール: keiyakuあっとbunka.go.jp
※件名は必ず、「私的録音録画小委員会中間整理に関す る意見」としてください。
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件名「私的録音録画小委員会中間整理に関する意見」(4)備考
1.個人/団体の別
2.氏名/団体名(団体の場合は、代表者の氏名も御記入下さい。)
3.住所
4.連絡先(電話番号、電子メールアドレスなど)
5.該当ページおよび項目名
6.御意見
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(3)記入要領にある記入事項を満たしていない御意 見については、受け付けられない場合がありますので、予め御了承願います。
いただきました御意見は論点ごとに 意見を整理しますので、どの項目に関しての御意見か、項目名等を明記していただきますようお願い申し上げます。
.
*例)
件名:私的録音録画小委員会中間整理に関する意見
1.個人/団体の別:個人
2.~4.(略)
5.該当ページ及び項目名:「97ページ~、第7章第1節 私的録音録画問題の検討にあたっての基本的視点について
6.御意見
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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皆様からいただいた御意見につきましては、今後の審 議の参考とさせていただきます。いただいた御意見についての個別の回答はいたしかねますので、あらかじ め御了承ください。なお、個別の論点に係る賛否の数を問うものではありませんので、その旨御承知おきください。
御提出いただきました御意見につきましては、氏名、住所、連絡先を除いて公表されることがあります。なお、団体としての意見につきましては、御意見の取 り まとめ・公表をする際に、団体名を付す予定となっております。
氏名、住所、連絡先等の個人情報については、適正に管理し、御意見の内容に不明な点があった場合の連絡等の本意見募集に関する業務にのみ使用させていた だきます。
.
当たり前だがこの「要領」を外しては意味が無い。「わたしは著作権法30条のあれには反対です」ぢゃダメで、原文資料から『該当ページおよび項目名』を 探して書かねばならない。つまり全部で161ページある本編の、最低限もくじだけは舐める必要がある。でないと集計対象からはねられておしまい。どっかの コピペで済ませたら「ここXXページの(1)ってなってますけど(3)ではありませんか?」と電話が来てから慌てる事になりかねん。んな事より電話するヒ トに悪い。
より注意すべきなのは、5の賛 否の投票ではないことと、タイトル尻の「なんとかカントカ中間整理」だと思う。こう いうのはふつう「報告」とか「まとめ」とかつけるものだと思う。基本的に先方は「審議会がまとまらないから、毛色の変わった意見」が欲しいのだ。とアタリ をつけた。まず相手の需要を測り、満たせるものはとことん満たす。正義に酔うのも敵対意識も読解力を曇らせる。情報分析はなさけむようだ。
余談。
「文化審議会福建省分科会共産主義推進小委員会中間整理」と25文字も漢字が続くと、
「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」などと遊んでもぱっと見たところでは解らない。役所内部ではなんか適当な愛称で呼んでるはずだ
が、それを附記してもらうわけにはいきませんかそうですか。「私録小委の中間整理」とかないの?
・臨時委員又は専門委員を置く。
・審議会及び分科会には,必要に応じて部会を設置する。
このややこしい位置づけは、下記、平成18年1月に法制問題小委員会が出した「報 告書」の内容に対し、私録小委が足掛け2年議論しても意見をまとめ切れなかった事を意味する、、、と思う。この「中間整理」という位置付けは、私的録音録画問題を解決するための方策について一定の結論を得たところから、その内容を記述するという性格のものでは なく、今までの議論から課題を抽出し、その課題に対する議論を整理した上で、課題に対する対応策の基本的考え方、委員間の合意の形成の状 況とその論点など についてまとめたものである。
今後、本小委員会では、この中間整理に対する関係者及び一般国民の意見等も踏まえた上で、一定の結論を得ることを目指して更に議論を進めていく ことにしている。
「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」|PDF|全161ページ
本小委員会としては,今回の検討の過程で補償金制度の在り方について様々な問題点や社会状況の変化の指摘があったことを踏まえ,上記「私的複製 の検討」で は,私的録音・録画についての抜本的な見直し及び補償金制度に関してもその廃止や骨組みの見直し,更には他の措置の導入も視野に入れ,抜本的な検討を行う べきであると考える。
肩書だけで見た印象:
この中で、ネットユーザの著作物利用実態を実感的に把握し得るのは、津田さんと野原さんくらいだと思う。実感的に把握してりゃ良いと言うものでは ないが、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)や、ケータイ電話事業者の代表が居ないのは、ややバランスを欠いているかもしれない。また、純粋 な意味でのクリエイタが居ないのもうーむという感じだ。そんなもん誰が代表できるんだって問題はあるけども。各分野から数人ずつ呼んでナマの声を聞いても 良いと思う。なんと言っても最終的に補償金の分配を受け取るべきは彼らなのだし。
例えば、「私録小委の中間整理」本編には、以下のような内容が記載されている。
原文:「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」(PDF)のP38
第3章 私的録音録画補償金制度の現状について
第4節 指定管理団体について
3 補償金の徴収及び分配
(3)分配割合
指定管理団体に支払われた補償金は、以下の割合で関係団体に分配され、
当該関係団体を通じて個々の権利者へ分配されている。
【録音】
(社)日本音楽著作権協会・・・・・・・36%
(社)日本芸能実演家団体協議会・・・・ 32%
(社)日本レコード協会・・・・・・・・ 32%
【録画】
私的録画著作権者協議会(会員11団体)・・・68%
(社)日本民間放送連盟 ・・・・・・・・・ ここから
日本放送協会
(社)全日本テレビ番組製作社連盟
(社)日本映画製作者連盟
有限責任中間法人日本動画協会
(社)日本映像ソフト協会
(協)日本映画製作者協会・・・・・・・・・ここまで合わせて36%
(社)日本音楽著作権協会・・・・・・・・・16%
(協)日本脚本家連盟 ・・・・・・・・・ここから
(協)日本シナリオ作家協会
(社)日本文藝家協会 ・・・・・・・・・ここまで合わせて16%
(社)日本芸能実演家団体協議 会・・・・・・・29%
(社)日本レコード協 会・・・・・・・・・・・3%
録画の方は合計168%になってしまうが、いずれにせよ委員会の構成は「貰う側」が随分強い印象は否めない。この構成で「多数意見」を取れば一方 向の意見に傾くのが当たり前だ。究極的には委員そのものを普通選挙にかけるべきハナシではある。
むしろ委員会は学識経験者のみで 構成し、直接の利害関係者は参考人として招致するに止めるなどの配慮が必要ではないか。とも思う。また、技術の進歩が早 い以上、ネットワーク技術の進歩と、それがひとびとの生活にもたらす影響の予測を語れる人選も必要かと思う。外れるにしても予測誤差は減る。そのほうが良 い結論になるはずだ。
文化審議会著作権分科会には別に法制問題小委員会というものがあるが、課せられたタスクから見て、私録小委の上位に当たると思われる。
平成18年1月に法制問題小委員会が出した報告書は、HTMLで公開されている。
E. 著作権法の条文(法庫.com)|HTML
A~Dをざっと眺めたところ、A. 本編にもくじが無いので簡単なものを作ってみた。
はじめに(P1) 第1章~第6章までが経緯と現状のまとめ。検討結果(というか整理)は第7章だ。
気になる箇所のメモを取りながらB.を読み、C.やググるさんなどで補間しながらA.に落とし込んでゆけば早いような気がする。
以下全てITmedia +D PC USER:林信行の「Leopard」に続く道
第1回:理想と現実のギャップにあえいだ黎明期のMac OS (1/2)大作でございます、圧巻でございます。
所感:
なお,補償金制度の「制度設計」についての議論は今回の会合ですべて終了した。次回以降は「私的録音録画に関する制度設計の前提条件」につい て,改 めて審議を行う予定である。具体的には著作権法30条の適用範囲の縮小や著作権保護技術と補償の必要性との関係などについて話し合う。
このような変則的な審議過程になったのは,第5回までの会合で消費者やメーカー側と権利者側の委員の意見がかみ合わず,「そもそも論」の応酬 で議 論が先に進まないという状況が頻発したからである。この状況を踏まえ,紛糾が予想される制度の前提条件の整理についての審議を後回しにし て,必要かどうか 分からない制度の設計について先に議論する形になった。
つまり次回以降は改めて「そもそも論」に取り組むことになる。(以下略)
「補償金制度が不必要になる条件は示すが,そこに向かって努力するわけではない」――私的録音録画小委員会の第9回会 合で文化庁の担当官が発言 - デジタル家電 - Tech-On!
で、紛糾してまとまらなかったから「整理」という事なのだな。